ぬちぐすいごよみ
人生行事 もともと沖縄にあったお祝いの風習と、本土から伝わったものがあります。長寿のお祝いは結婚式並みに盛大に行う場合もあります。


年齢 行事名 詳細
生後7日 満産祝い 産の忌み明けの儀礼。火の神、仏前、親族に命名を報告し、料理でもてなします。
生後一ヶ月 ハチアッチー(初歩き) 産後初めて赤ちゃんを連れて外出する儀礼。
生後百日目 百日記念 お宮参りをし記念写真を撮る。
生後九ヶ月と九日目 ククヌカン(お食い初めの儀式) 一生食べることに恵まれることを願い行う儀式。現在ではほとんど行われていない。
満1歳 タンカユーエー(初誕生祝い) 満1歳の誕生日を祝い、健康を祈願する。さまざまな道具を大きな四角盆に飾り、子供がそのいずれかをとるかによって、子供の性格や将来を占う儀式を行う。飾る道具は、男女、両親の職業や子供への希望、時代によりいろいろと変化しています。
七五三 七五三 もともとは本土の風習ですが、本土復帰の前後から一般的に行われるようになりました。
13歳 十三祝い 生まれて初めてのトゥシビー(生まれ年)を祝うもの。今では、学校の行事や、晴れ着での記念撮影が一般的です。
25歳 トゥシビー トゥシビーのお祝い。トゥシビーとは、12年に一度めぐってくる自分の生まれた干支の年を祝うもので、 現在では「お祝い」となっていますが、もともとは「厄払い」だったといわれています。
37歳 トゥシビー
49歳 トゥシビー
61歳 六十一の祝い
73歳 七十三の祝い
85歳 八十五の祝い
88歳 トーカチ 旧暦の8月8日に行う。17世紀頃より伝来した長寿の祝いの風習です。トーカチとは、穀類を盛り上げて、掻き落し平らにする棒のこと。
97歳 カジマヤー祝い トゥシビーを祝うもので旧暦の9月7日に行う。カジマヤーとは「風車」のことで、九十七歳になると童心にかえって風車を持って遊ぶことから祝いに風車を飾るようになったそうです。今では、最高の長寿祝いとして行政的にも盛大な祝賀の催しが各地で行われています。
※各トゥシビー、トーカチはお祝いする日が決まっているので『年間行事』でも紹介しています。